薬師寺整形外科クリニック
【院長】薬師寺 誠一郎 先生

ギプス患者さんに対する治療方針

ギプスによる治療は、病院の外来でギプスを巻いて終わるものではありません。
ギプス固定期間中は患者さんにとって大変生活しにくい期間であります。
患者さんの状態を理解した専門医として、少しでも快適に生活できるような提案を行い、患者さんの快適なギプス生活を支援していきたいと考えております。

機能的な上肢固定帯の導入背景

三角巾による上肢の固定には患者さん自身で装着することが難しかったり、汚れが目立ちやすかったりと、以前より多くの困りごとがあり不満を感じていました。
ある雑誌で欧米のギプス固定をした患者さんの多くが機能的な上肢固定帯をしているのを見たのが最初のきっかけです。
機能的な上肢固定帯は見た目に清潔感があり、簡単に着脱でき、且つ快適に過ごせる印象であったことからすぐに導入を検討しました。

機能的な上肢固定帯を導入してよかったこと

機能的な上肢固定帯を使用することで、患者さん自身でも簡単に着脱することができ、必要な上肢の肢位が保ちやすく、腕の重みによる肩への食い込みも最小限に抑えることができます。専門医としても安心して患者さんに処方し、帰宅して頂くことができます。
特に一人暮らしの方で三角巾の着脱が困難な方や、日頃から外出が多い学生さん・会社員の方からは喜んでもらえます。

最適な使用症例、患者像

上肢を骨折した方・上肢の運動時痛が強い方が対象です。
特に
  • 固定肢位を一定に保ちたい時。
  • 一人暮らしで三角巾の着脱に不安がある方。
  • 日常的に外出が多く、汚れが気になる学生や会社員の方。
  • 外出時にギプスの見た目が気になる方。
骨折患者




薬師寺整形外科クリニック(藤岡市)

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