超音波を使った治療法

一般的な骨折治療では、整復、固定後に骨が自然に修復されるのを待ちます。
しかし、最近では、超音波が骨の癒合を促進することがわかり、治療器として応用されています。一日20分、治療器を骨折部にあてるだけで、骨が癒合するまでの日数を短縮することができます。

患部に超音波を照射する治療法

超音波治療法は、病院から治療器を借りて行う治療です。
毎日一定時間、治療器を骨折部位にあてるだけなので、痛みや違和感を感じることはありません。

超音波で骨折が早く治る理由

超音波骨折治療法は、低出力超音波パルスという弱い超音波を利用しています。
超音波骨折治療法の大きな特徴は、非常に微弱な超音波を、患部に断続的にあてることです。連続的にではなく、断続的に細胞を刺激することで、骨の癒合が促進されると考えられています。

超音波骨折治療法のメリット

早い段階から超音波骨折治療を行えば、骨の癒合が早く進みます。骨折が早く治れば、職場や学校への復帰、日常生活への復帰、スポーツの再開なども早期に実現できます。
また、治療期間が短くなることは医療費の抑制にもつながります。
このような理由からも、骨折の積極的な治療である超音波骨折治療法が注目されています。

超音波骨折治療法の使用について

超音波骨折治療法は2012年4月から、「四肢(手足を含む)の観血的手術を行った場合」や「四肢(手足を含む)の難治性骨折」に、医療保険が使えるようになっています。
最近では、2つのプローブを同時に使用し2方向や広範囲の照射が可能な超音波骨折治療機器など、さまざまな種類がありますので、医療機関に相談してみてください。
こんなときは十分にケアを
同じ部位、同じ程度の骨折であっても、骨が癒合するスピードは異なります。
一般的な個人差のほかに、明らかに回復に影響する要因がいくつかあります。骨の癒合を遅らせないために自分でコントロールできるのは、禁煙と糖尿病の治療を行うことです。