骨折の症状

骨折を疑う症状がみられたら、なるべく早く整形外科を受診しましょう。
レントゲン検査で骨折の有無や程度を確認し、適切な処置を受ける必要があります。

痛みがある

外から見ただけでは折れているかどうかわからないときは、痛めた部位をそっと押してみて、そこに強い痛みがあれば骨折が疑われます。押したときに感じる痛みを「圧痛」といいます。
完全に折れているときだけでなく、ひびが入ったときもこの圧痛はみられます。
病的骨折(骨粗鬆症などの病気が原因で起こった骨折)や疲労骨折(過度の運動によって生じたひびが原因による骨折)は、明らかな外力がかからなくても起こることがあります。
ケガをしたという覚えがなくても、痛みが続くときは骨折が疑われます。

変形・異常可動性がある

腕や脚が曲がるなど、外見からも明らかに骨が折れていることがわかることがあります。これが変形です。このようなときは、みるみる腫れてきて、強い痛みも出現します。
異常可動性とは、関節以外の部位で骨が動く(曲がる)ことをいいます。変形がなくても、異常可動性がみられれば骨折しています。

内出血している

骨折すると、骨折部から出血します。骨周辺の軟部組織(筋肉や腱など)も傷つくことが多く、ここからも出血します。
出血量が多いときには、数日後に広い範囲でアザができ、すっかり消えるまでには数週間かかります。徐々に皮下出血が生じている場合、骨折直後は外見ではわかりませんが、ある程度の量の出血があると数日後に血液が皮膚のすぐ下まで達し、アザがあらわれるのです。
アザははじめ黒ずんだ紫色ですが、血液の分解と吸収が進むにつれ徐々に黄色くなっていき、やがてすっかり吸収されます。
骨折により大量に出血した場合は、低血圧となってめまいや冷や汗、意識消失などの脳貧血症状があわられることもあります。
そのようなときはすぐに救急車を呼びましょう。

腫れている

骨折してから数時間後に、骨折部周辺が腫れてきます。 これは出血や炎症によるもので、腫れがひくまでには2~3週間かかることもあります。
折れた骨によって太い血管が傷ついていることもあるので、急激に腫れてくる場合や、低血圧による脳貧血症状があらわれた場合は注意しましょう。
すぐに救急車を呼び、一刻も早く専門的な治療を行える医療機関に運ぶ必要があります。
わかりにくい骨折 捻挫 突き指
捻挫と骨折を一般の人が区別するのは困難です。捻挫と骨折は治療法が異なるので、きちんと見分けることが大事です。捻挫だと思ったら骨が折れていた、または関節の軟骨が欠けていた…というケースは少なくありません。
いわゆる突き指も骨折している場合が多いので、すぐに整形外科を受診しましょう。